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パターン本(タティングレース)
久しぶりの、タティング関連記事です。
今回は、ブックレビュー。


私が開講しているタティングレース教室 RKTatting の生徒さんの一人が、

「暮らしの中のタティングレース」 藤重すみ 日本ヴォーグ社
book-review01

を持っているということで、ちょっとだけ借りましたので、
今回は、そのレビューと作り方に関する解説を少し。


「絶版になった「かわいいタッチングレース」「やさしくタティングレース」
 の中からセレクトしたものを編みなおしたリニューアル本」

ということで、日本のタッターには、うれしいパターン本でしょうね。

藤重さんのパターンは、かわいらしいイメージがあります。
この本のパターンも、きれいなかわいいパターンが揃っていますね。

パターンのほとんどは、初心者向けですが、
少しだけ、中級、上級者でないとわからないようなものもあります。

本の中の作り方の説明で、気になった部分があったので
解説をしておきます。


本の中で使用されていた言葉ですが、

「ブリッジ、ジョセフィンリング、左ピコットつなぎ」

は、RKTattingの説明用語(英語で定義されているもの)では、

「チェイン、フローティングリング、ノーマルジョイン」

にあたります。

RKTattingでは、英語表現をメインに、日本語表現を必要に応じて教えています。
英語でのジョセフィンリングの定義は次の通りです。

ジョセフィンリング
  ハーフステッチの目数が多いジョセフィンノット。(ハーフステッチ20目以上くらい)

ジョセフィンノット
  ハーフステッチ5目~20目くらいで作るリング、

ドット(dot)
  目数が6目以下の小さなジョセフィンノット。


それから、「ブリッジ」は、

「Bridge(ブリッジ):左手の人差し指と中指の間に張られている糸」

とRKTattingでは定義しています。


リバースワークについての記述は特にありませんでした。
ビーズの入れ方についての説明も、流す程度。

シャトル1個使いの基本、ボール糸とシャトル糸の関係の
くわしい説明などがないまま、シャトル2個使いのパターンも
作ろうとしているので、初心者だとわかりにくいパターンもあります。
(これは、他のタティング本にも該当することだと思います。)


特に、アネモネのドイリー(24ページ)、コデマリのドイリー(25ページ)は、
テクニック的には、中級、上級者向けです。

本の中の説明と写真だけでは、初心者には、理解できないかも知れません。

一応、以下に解説しておきますが、説明内容は、中級、上級者向けです。
(説明に使用している用語は、RKTatting で定義している用語です。)

<アネモネのドイリー(リングの根元につなぐ)>

これは、以下のような順番で作ります。
(細かいパターンは省略して、RW,NRW,SSの使い方だけ、記述します)

Ring, RW, chain, RW を6回繰り返す(花のモチーフの部分)
SS, Join(一番最初のリングの根元に), NRW,
chain, SS, FR, SS, chain, RW, ring, RW
chain, SS, FR, SS, chain, RW

1)花のモチーフの最後のチェインを作ったら、
  リングの根元につなぐ前にRW(リバースワーク)。

2)SSして(ワーキングシャトルを切り替えて)、左手にチェインを作る持ち方で糸を持ち、
  リングの根元にノーマルジョイン(Bridgeを引き抜く通常のジョイン)。

3)NRW(リバースワークしない)で、そのまま次のチェインを作る。

4)SSして左手にリングを作る持ち方でワーキングシャトルの糸を持ち、
  FR(フローティングリング)を作る。
  再度SSして、左手にチェインを作る持ち方で糸を持ち、チェインを作る。

5)つづけて、次のように作る。
  RW、リング
  RW、チェイン、SS、FR,SS、チェイン、RW
  再度、花のモチーフを作り出す。1)~5)の繰り返し。


<コデマリのドイリー(右ピコットつなぎ)>
本の中の写真の説明では、

  RWしてから、チェインが裏側の状態でつなぐため、
  セカンドシャトルの糸を引き抜いてロックジョインしている。

といった感じでしょうか。これを詳しく書くと、

  モチーフをつなげる前のチェインを作った後、
  STRW(サイドターンリバースワーク)、SSしてから、
  モチーフにチェインを LJ(ロックジョイン)し、
  モチーフの周りのチェインを作り始める。
  ( chain -> STRW -> SS -> LJ -> chain -> LJ ....... )

  その後、モチーフのまわりに、チェインを LJ でつなげていく。
  6個目のリングにロックジョインしたら、STRW、SSして、チェインを作り始める。
  ( ....... chain -> LJ -> STRW -> SS -> chain )

となります。


<フローティングリングについて>

タティングは、リバースワークをしながら作るため、
通常、リングは、メインシャトルで作り、チェインのダブルステッチの谷側にできます。

フローティングリングは、チェインやリングの上に作るリングで、
通常、シャトル2個を使って作ります。
ベースになるチェインやリングのダブルステッチの山側にできます。

チェインの上にフローティングリングを作る場合は、
リバースワークせずに(NRW)、
ワーキングシャトルを切り替えて(SS)、
セカンドシャトルで作ります。
( chain -> NRW -> SS -> FR -> SS -> chain )

シャトル1個で、チェインの上にフローティングリングを作る場合は、
フローティングリングの作り出しと作り終わりで、SLTをする必要があります。
( chain -> NRW -> SLT -> FR -> SLT -> chain )

リングの上にフローティングリングを作る場合は、
MR,SCMR,SSSRなどのテクニックを使います。


以上、ざっと目を通して、気になった点の解説でした。

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プロフィール

 りょうこ

Author: りょうこ
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1994年、夏、
 カリフォルニアにやってきて、
2009年、夏、
 カリフォルニアからシカゴへ移住。

節約をこよなく愛す普通の主婦です。
ダンナ1人、娘2人の4人家族

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タティングレースを教えています。

シカゴ郊外北西部にお住まいで
タティングレースに興味のある方は
 RKTatting@gmail.com
までお問い合わせください。

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